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    (22)点数計算
 その2

 前項「点数計算その1」で述べたように、現代麻雀の得点は連底(レンテー)を役の翻数分だけ累乗(倍々計算)して算出する。そこで役が2つ(二翻)あれば、計算は次のようになる。

30符X2(役)X2(役)=得点

 しかしこれだと120点にしかならない。なんだか変だと思われるのも無理はない。実は、連底の話のときに出てきた門前加符のように、アガリ役には「場ゾロ」という二翻がプラスされるのだ。ただしこの「場ゾロ」、門前だとか副露とかに関係なく、アガればぜったいにプラスされる両翻である。いうならウインドウズを買うと必ずついてくるワードとエクセルみたいなもの。
どうしてこんなものがついているかという事については、マイクロソフトにはマイクロソフトの、麻雀には麻雀の事情があるという程度にしておきたい。

 そこでたとえば西家が、連底が30符で役が2つ(二翻)の手をツモアガったとすれば、役の二翻に場ゾロの二翻が加算されるから、倍々計算は30符に対して4回行うことになる。

(A) 30符X2(役)X2(役)X2(場ゾロ)X2(場ゾロ)=480点

 現在の計算法は端数切り上げ式であるから、480点は500点となる。しかしこれは子供1人が支払う点数であり、親はこの倍を払う。この場合、500点を2倍するのではなくて、元の480点を2倍する。
(B) 480X2=960 → 端数を切り上げて1000点

 そこで西家の得点は
(C) 500(南家から)+500(北家から)+1000(東家から)で計2000点となる。

 もし西家が同じ手を南家からロンアガリした場合(別に北家でも東家でもいいけれど)、この2000点は放銃した南家が1人で払う。
(D) 480点X4=1920 → 2000点

 さて子供1人の支払い点は480点(500点)だから、南家が払う2000点は、子供4人分に相当する点数である。そこでロンアガリした場合は、いちいち(A)(B)(C)と順番に計算をして2000点を算出するのではなく、(A)の式にいきなり子供4人分である4を乗じてしまう。
(a) 30符X2(役)X2(役)X2(場ゾロ)X2(場ゾロ)X4=1920点 → 2000点

 では同じ手(連底が30符で、役が2つの手)を東家(親)がツモアガリした場合はどうなるか。子供がアガったとき、親は子供の倍額を支払うのは前述した通り。そこで親は自分がアガったときも、子供の倍額を貰うことが出来る。そこで(A)の式はこうなる。
(A+) 30符X2(役)X2(役)X2(場ゾロ)X2(場ゾロ)X2(親)=960点 → 1000点
※倍額というのは点数を2倍にすることだから、これを「親の一翻」と呼ぶ。

 親であるから、この1000点を子供3人から貰う。すると合計点は3000点となる。
(C+)1000 X 3=3000点

 (A)の式での述べた通り、30符二翻という手をツモアガリした場合、子供3人の支払い点は本来は500点である。それが3000点になるということは、これは結果的に子供6人分の支払い点に相当する。そこで親がこの手をロンアガリした場合は、いちいち(A+)(C+)の計算をしないで、いきなり(A)の式に子供6人分である6を乗じてしまう。
(a+) 30符X2(役)X2(役)X2(場ゾロ)X2(場ゾロ)X6=2880点 → 2900点

 見た通り、ツモアガリの場合は3000点の得点となるのに、ロンアガリの場合は2900点で100点の差が出る。これは一言で云うと端数切り上げという計算法から生じる誤差である。

 さて30符を4回、倍々計算すると(A)の式の通り480点(500点)となる。しかしこれをいちいち電卓などで計算するわけには行かない。そこで登場するのが語呂による倍々点の丸暗記である。この語呂を点数表とともに示したのが下図の表。
※翻数は場ゾロ含み。したがって一翻二翻の部分はツモアガリに対する支払い点として発生することはあっても、アガリ合計点として発生することはない。

 下記の表には60符80符の系列を示していない。60符は30符系列で、80符は40符系列で代用できるからである。また90符以上の系列も示していない。これは90符以上の連底が発生する可能性は、σ(-_-)が3億円の宝クジに当たる確率と同じくらい低いから(笑)

 点数と語呂の部分をまとめて表にしたので、見た目煩雑となってしまった(_
_; しかしぜひ語呂の部分は暗記してほしい。この部分をニイヨン・ヨンパァ・クンロク・インクーニーとか、お経のようにぶつぶつと唱えてひたすら丸暗記する。

 丸暗記してしまうと、目的の点数が出てくるのが格段に早くなる。そうこうしているうちに、目的の点数が出てくるのが早くなるどころか、計算しなくても目的の点数が瞬時に頭に浮かぶようになる。

連底 一翻 二翻 三翻 四翻 五翻 六翻
30X4=120 240(300) 480(500) 960(1000) 1920(2000) 3840(3900) 76800(7700)
語呂 イチニー ニイヨン ヨンパァ クンロク インクーニー サンパースー チーロンパー
ツモ点の配分 → 300/500 500/1000 1000/2000 2000/3900
40X4=160 320(400) 640(700) 1280 2560 5120 8000
語呂 イチロク サブニイ ロクヨン イチニッパァ ニゴロ ゴイチニイ 満貫
ツモ点の配分 → 400/700 700/1300 1300/2600 2000/4000
50X4=200 400(400) 800(800) 1600(1600) 3200(3200) 6400(6400) 12000
語呂 ニイ ヨン ハチ イチロク サブニー ロクヨン 満貫
ツモ点の配分 → 400/800 800/1600 1600/3200 2000/4000
70X4=280 560(600) 1120(1200) 2240(2300) 4480(4500) 8000 8000
語呂 ニイパァ ゴーロク イチイチニイ ニイニイヨン(ニイサン) ヨンヨンパァ(シンコン) 満貫 満貫
ツモ点の配分 600/1200 1200/2300 2000/4000 2000/4000
/
連底 一翻 二翻 三翻 四翻 五翻 六翻
30X6=180 360 720 1440(1500) 2880(2900) 5760(5800) 11600(12000)
語呂 イチパー サブロク ナナニイ イッチョンチョン ニイパッパァ ゴナロ ピンピンロク
ツモ点の配分 500all 1000all 2000all 3900all
40X6=240 480 9600 1920(2000) 3840(3900) 7680(7700) 12000
語呂 ニイヨン ヨンパー クンロク インクーニー サンパースー チーロンパー 満貫
ツモ点の配分 700all 1300all 2600all 4000all
50X6=300 600 1200 2400 4800 9600 12000
語呂 サン ロク イチニイ ニイヨン ヨンパー クンロク 満貫
ツモ点の配分 800all 1600all 3200all 4000all
70X6=420 840 1680(1700) 3360(3400) 6720(6800) 12000 12000
語呂 ヨンニイ パァヨン イチロクパァ サンサンロク(サンシ) ローチーニー(ロッパ) 満貫 満貫
ツモ点の配分 → 1200all 2300all 4000all 4000all
連底 一翻 二翻 三翻 四翻 五翻 六翻

オリジナル